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2022年8月30日 血液障害

世田谷区在住40代 血液障害(傷病名 骨髄異形成症候群 )で障害厚生年金3級が認められたケース

最初にご相談をいただいたときの状況

東京都世田谷区在住の40代の女性からの相談でした。数年前から貧血・めまい・頭痛・免疫低下などの症状が発現するようになったといいます。症状が気になり、医療機関を受診したところ腎臓機能が極端に低下していることが判明しました。投薬治療や輸血治療などを開始し、最終的にはお父様がドナーとなり、移植手術を受けました。それによって人工透析を免れ、一時は症状も落ち着いていたのですが、半年ほど前から移植手術前の症状が再発し、この数カ月は強い症状が出てきているということでした。診断名も今回の骨髄異形成症候群に変わったそうです。インターネットを検索し、当事務所のことを知り、電話でのご連絡をいただき初回のご相談をさせていただきました。

当事務所の考え方

血液の障害の認定では全般的に言えることですが、一時期の数値だけで障害等級が認定されてはならないということです。診断書では数値が明確に表記されるため、今回のケースのように移植手術している場合には数値が回復することがあります。しかし、抗がん剤や薬品などの副作用により、労働はもちろん日常生活の多くが制限されます。診断書の数値が明らかに認定基準からかけ離れている場合は別として、そのような現状を我々専門家がいかにして表現し、審査機関に伝えるかが非常に重要です。血液検査の数値を拝見すると確かに一定の項目は基準内にあるときや無いときが点在はしてはいましたが、どちらに転んでもおかしくないようなものでした。病歴・就労状況等申立書の書き方によってしっかりと上記のような現状を伝えることで少しでも受給可能性を上げられるようにしたいと考え、請求代行を受任いたしました。

受任してから請求までに行ったこと

医療機関へ症状の状態確認

ご本人から仕事や日常生活に与える影響や普段不便に感じていることを事細かにお聞きしました。時間にすると合計で4時間ほどはお会いしたり、お電話したりしてお話しさせていただいたと思います。お聞きした内容から判断するに3級での受給の可能性が高いと判断しました。

②診断書等の取得のサポート

今回のケースでは受診医療機関は1つでした。現在の通院中の医療機関に診断書の作成を依頼しました。その際には少しだけではありますが担当医とお話しすることもできました。初診日も確認できたため、受診状況等証明書の添付は省略できました。

申立書、病歴・就労状況等申立書、請求書の作成

上記お聞きした内容を事細かに記載した病歴・就労状況等申立書を作成しまし。これには当事務所も細心の注意を払い、診断書だけでは伝わらない相談者の方の状況が伝えられるように作成しました。また、当事務所が独自に認定についての考え方をまとめた申立書も作成したうえで請求書に添付し、年金事務所に提出しました。

結果

請求から約3ヶ月で無事に障害厚生年金3級を受給することができ、年金額約60万円の決定がされました。多少審査に時間を要しましたが、今回のケースでは病歴・就労状況等申立書の重要性を改めて考えさせられた事案でした。

※ご本人から了承頂いて掲載しています

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平日 9:00〜18:30(土日祝は定休)

監修者:目黒貴史(めぐろ たかふみ)

埼玉県社会保険労務士会会員
会員番号:第1041610号 登録番号:第11140022号

日本大学大学院修了。社会保険労務士事務所勤務を経て、平成26年独立開業。年金相談実績は1000件以上。そのほか、各種年金セミナーや書籍の専門家校閲なども行なっています。

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